クレジット枠の現金化に潜む罠

カードでお金。もはやグレーゾーンではなく違法です


  • 以前はグレーゾーンだからと言われ、だましだまし行われていたクレジットカードのショッピング枠現金化ですが、2011年8月5日に台東区の現金化業者「インフィニティ」が現金化行為について出資法違反で逮捕されたように、やはりという感じで違法となりました。犯罪行為です
  • 現金化の仕組みを考えれば逮捕されるのも当たり前の話でもあります。たとえば、クレジットカードのショッピング枠15万円を使ってビー玉やパチンコ玉など何の意味も無い物を購入させられ、それを業者が10万円で買い取ってあなたの手元に10万円が残ります。現金化成功! しかし一ヶ月後には当然あなたはクレジットカード会社に15万円支払わないといけません。さて、契約額は15万円で一ヶ月の支払い金利が5万円というこのヤミ金融も顔負けの金利は何パーセントになるでしょうか。消費生活センターにトラブル相談が殺到したのも当たり前の話です。また、支払いできるわけもない高金利以外にも、トラブルが多くなる事情があります

利用規約違反という引け目につけ込まれる


  • そもそも、現金化という行為はクレジットカード会社の利用規約に反する行為なので、どのようなトラブルになろうともカード会社は何ら手助けしてくれません。当然、カード会社に問い合わせた時点で規約違反が発覚しますので、その日のうちに強制解約されて利用分の一括返済を迫られることになります
  • 還元率98%」などと謳っている業者が平気で嘘をついて80%にも満たない換金キャッシュバックにしか応じなかったり、あるいはとつぜん手数料を要求したりとトラブル上等な態度で出てくるのも、規約違反をしている利用者の弱い立場をわかっているからです

公安委員会は認めてない


  • そして、現金化について何より気をつけていただきたいのは、ホームページで大々的にアピールされている「東京都公安委員会認定!」や「東京都公安委員会第○○号」などの文言です。これはクレジットカードの現金化という行為を公安委員会が認定しているということではありません。騙されないでください。これは、各都道府県の公安委員会から中古品の買い取りに必要な古物商の認定を受けているという意味しかありません。現金化の仕組み上、ビー玉やパチンコ玉を買い取るのにたまたま古物商の許可が必要だっただけの話です。でも、いざ古物商の許可を取ってみたら東京都公安委員会○○号という文字列がなにやら権威に満ちている。そうだ、これをアピールしよう!となったわけです。グレーゾーン業者にはのどから手が出るほど欲しかった権威付け、お墨付きだったのですが、残念ながら現金化行為を認定してくれたわけではありません

グレーゾーンはブラックに

  • 現状では現金化禁止法というような現金化を直接禁止した法律はありません。買取屋が逮捕される法的構成は上述の通りで、「ショッピング枠とは契約額」。「使った枠と実際に受けとった金額との差額は金利」と認められました。高利貸しより悪徳な金利で過払いも請求できないというグレーゾーンですが、その法の隙間のグレーゾーンを潰されたわけです。よく「優良な現金化業者は?」という比較の口コミを求める人もいるようですが、現金化行為そのものが違法なので、優良も不良もありません。違法があるのみです



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